令和4年度

受賞者紹介パンフレット

大賞(県民部門)

草加商工会議所(草加市)

【テーマ】コミュニティフリッジによる食品廃棄ロス削減と生活困窮世帯支援の両立

平成28年度から地場産業の皮革事業者と連携し駆除した鹿の皮を製品化するなど廃棄ロス削減の取組みを開始。令和4年度から商工会議所主導によるコミュニティ フリッジ(公共冷蔵庫)事業を新たにスタート。廃棄予定となる食品を引き取り、公共冷蔵庫に入れ、生活困窮世帯などに提供することで、食品廃棄ロスの削減に貢献。 商工会議所が主導となることで、地域の事業者や利用者などを巻き込み、自立的・安定的な事業として展開している。

大賞(事業者部門)

株式会社CRS埼玉(川越市)

【テーマ】自動車破砕残渣減量及び地域での啓発活動による循環型社会形成への取組

車体バンパーの樹脂チップ化によるリサイクルやエアバック・シートベルトの生地を、素材の特徴を活かしてバックとしてアップサイクル製品とするなど、リサイクル困難な廃棄物の減量・資源の循環に取り組んでいる。また、エアバック生地を活用した上履き袋の小学校への寄贈、高校デザイン科の生徒がアップサイクルバックを製作するための生地の提供、SDGsイベントの開催 など、地域の住民や企業が環境意識を高める活動を行っている。

優秀賞(県民部門)

特定非営利活動法人NPUサイエンスアカデミア(秩父市)

テーマ】科学と自然に学ぶ秩父サイエンスアカデミー

主に秩父地域の子供たちや社会人などに対して、秩父の自然の魅力と深さに焦点を当てた秩父サイエンスアカデミーを実施している。「実験の部」では、教育委員会など各機関との連携を図り 、 地球環境問題や森の働きについての講演と実験を行い、「研究発表の部」では、秩父の自然や森林等を研究している多彩な研究者(小学生~社会人)の発表会を展開。秩父地域1市4町の後援を得て毎年実施 するなど地域に定着した取り組みを行っている。

埼玉県桶川西高等学校科学部(桶川市)

【テーマ】ハートフル桶西水族館を中心とした地域に根差す環境保全活動

教室の一室に大型水槽を置き、約50 種類 800 匹以上の魚類を中心とした様々な生物を飼育・展示。ハートフル桶西水族館として年間約2000人の来館者がある。小さな子供 の来館者には、模擬釣り体験やすごろくを通して、分かりやすく在来・外来生物の問題点を説明している。また、地域の自然再生事業での在来・外来魚の展示やコウノトリの保護繁殖への協力、 サケの稚魚を育てて放流する活動など、活動の幅を拡大している。

特定非営利活動法人埼玉県建設発生土リサイクル協会(県内全域)

【テーマ】建設発生土のリサイクルによる資源の有効利用

建設発生土のリサイクルを普及促進させるため、平成9年度全国に先駆けて協会を設立し、25年にわたり活動を継続。県内12のプラントにおいて建設工事で発生する土を石灰改良し、盛土材や埋め戻し材等として再利用するとともに、工事現場間での建設発生土のマッチングを行うことで、建設発生土の量を抑制している。また、家庭の植木鉢の土の回収活動や浄水場から発生する土と黒土を混合し園芸用土にする活動を行っている。

特定非営利活動法人つるがしま里山サポートクラブ(鶴ヶ島市)

【テーマ】子ども達の自然学習を通じた里山の保全に役立つ森づくり

建設発生土のリサイクルを普及促進させるため、平成9年度全国に先駆けて協会を設立し、25年にわたり活動を継続。県内12のプラントにおいて建設工事で発生する土を石灰改良し、盛土材や埋め戻し材等として再利用するとともに、工事現場間での建設発生土のマッチングを行うことで、建設発生土の量を抑制している。また、家庭の植木鉢の土の回収活動や浄水場から発生する土と黒土を混合し園芸用土にする活動を行っている。

埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校(所沢市)

【テーマ】学校と地元農家が協力して行う落ち葉堆肥農法

特別支援学校の生活単元学習として行う農作業活動において、所沢市と地元農家の協力のもと、地域の伝統である「落ち葉堆肥農法」を学び堆肥作りを行っている。地元里山の森林資源を有効に活用し、地域との連携の中で環境循環学習(里のSDGs学習)を行い、さらに堆肥農法を経験しながら持続可能な社会を目指し、障害者と地域がふれあう共生社会と、地域の環境保全に寄与している。

比企自然学校(東松山市)

【テーマ】地元の自然を生かした体験型環境学習と里山保全活動

比企の自然・文化を生かした持続可能な社会を目指して平成13年に設立。「川の学校」「森の学校」「おとなの部活」など、地元の自然を活用した環境保全活動や交流の場づくりを長年にわたり実施している。 川の学校では、小中学生を対象にした川遊び教室やカヌー体験会、プラごみ回収活動など実施し、森の学校では、里山の間伐や薪割り体験会などを行っている。薪は、「里山薪」として販売し、その収益と会費で自立運営した活動を行っている。

優秀賞(事業者部門)

ウォータースタンド株式会社(さいたま市)

【テーマ】マイボトルへの給水で使い捨てプラ削減を推進する「ボトルフリープロジェクト」

水道直結型の浄水型ウォーターサーバー(ウォータースタンド)を活用し、平成30年から使い捨てプラスチックボトル削減を目的としたボトルフリープロジェクトを開始。 公共施設等にウォータースタンドを設置し、マイボトルの利用を呼び掛けている。また、教育機関への出前授業や環境問題のポスター掲示などを通じ、マイボトルへの給水の意義・目的を発信し、ライフスタイルの見直しにつながる啓発活動を実施している。

株式会社きぬのいえ(寄居町)

【テーマ】捨てるなら、染めよう!洋服の染め直しサービス「SOMA Re:(ソマリ)」

黄ばみや退色などで捨てられてしまう衣類を染め直して再度着られるようにする染め直しサービス「SOMA Re:(ソマリ)」を行っている。衣類を染め直すことで、廃棄される洋服の処分量を減らすとともに、新たに蘇らせるという価値を付加させ、衣類の使い捨ての流れを変えることで、環境負荷を考慮したサス テナブル持続可能なファッションにつながる取り組みを展開。多くの企業との連携が広がる中、SNSなどを通じて広く情報発信するなどの普及啓発活動も積極的に行っている。

西武バス株式会社(県西部)

【テーマ】地球環境負荷軽減に向けた新たなチェレンジ!~交通事業者として私たちができること~

CO2排出量削減のために、路線バスの一部において、軽油に代わる燃料として、従来の化石燃料ではなく、バイオディーゼル燃料や廃食油等再生可能資源由来の燃料を原 料とするディーゼル燃料(リニューアブル燃料)を利用した運行を実施。リニューアブルディーゼルで走る旅客バスは日本初。持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として位置付け、公共交通機関として地球環境 負荷軽減のために積極的に取り組んでいる。

古郡建設株式会社(深谷市)

【テーマ】Plogging(プロギング)をパートナーシップで地域環境向上に!

ジョギングを楽しみながらゴミ拾いをする「Plogging」(プロギング)は、街のゴミが減り、健康にも良く、コミュニケーションの活性化という一石三鳥の活動。関係機関と連携・協力し、参加企業や一般参加者も募るなど活動を継続・発展させるともに、SNSなどで発信しメディアにも取り上げられる。「社会貢献したいけど何をしたら良いかわからない」という声があるなか、SDGsを広めるきっかけとして、気軽に参加できる取組みを推進している。

奨励賞(民間部門)

朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会(朝霞市)

【テーマ】スクールグッズシェアリングによる地域の資源循環

自宅に眠っている不要になったランドセルや学習用具を必要な人に無償でつなげていく取組。制服・体操服は朝霞市のリサイクル事業を支援する形で実施しつつ、市は広報への 定期的な掲載協力を実施するなど行政と協働した活動を展開。朝霞市リサイクルプラザで開催するほか、あさか朝市の出店や朝霞の森での出張開催など多岐にわたり活動。物を大切にすること、環境にやさしい資源循環、貧困対策に寄与し、循環型地域社会の構築を目的としている。

あすぱる自然観察会(川口市)

【テーマ】斜面林の自然を守り、生き物たちと仲良く暮らそう!

住宅街に残された斜面林の自然を、子どもたちの自然体験活動を交え守っている。遊びを通した生き物しらべバッタ選手権など活動を工夫し、参加者は市内15校・15幼稚(保育)園と拡大している。 絶滅危 惧種のアカガエルの保護調査活動は 11 年となり、様々な工夫をし、衰退の危機を乗り越えている。長年の活動で、中高生のリーダーや環境系の学校に進学する人など、後継の広がりも出てきている。児童センターを中心に関係団体と連携した活動を展開。

一般社団法人一掃計画(和光市)

【テーマ】ゲーム性を持たせた新感覚ゴミ拾いイベント「トラッシュロワイヤル」

「海に流出するゴミを無くす」をコンセプトに、既存の清掃活動のイメージを変えるべく、楽しさや満足感を得られるイベント化されたごみ拾い活動を行っている。拾う量にこだわることに重点を置きながら、ゲーム性を持たせたゴミ拾いイベント「TRASH ROYAL(トラッシュ ロワイヤル)」やゴミ拾いとBBQを掛け合わせた イベント「The Cleanup BBQ(ザ クリーンアップバーベキュー)」などを開催。他団体とも一緒にゴミを拾い、SNSでの発信も行ってる。

さいたま市立芝川小学校・遮熱フェス実行委員会(さいたま市)

【テーマ】地域の力で教室を快適に!参加型の暑さ対策で学ぶ「環境づくり」

鉄筋コンクリート造りの校舎で断熱性のない小学校の教室に、「今すでのある技術や知恵と工夫」で断熱材や遮熱パネルなどの断熱対策を行い、6℃以上の室温の低下を実現。資材の多くはメーカーからの無償提供であり、不足金クラウドファンディングで調達するなど学校、PTAのみならず、幅広い連携・協力のもと活動を展開。設置作業当日は、子どもから大人まで幅広い 参加のもとワークショップ形式で開催し、体験型環境教育としても寄与。

特定非営利活動法人 埼玉ハンノウ大学(飯能市)

【テーマ】地域資源を活かした自然環境教育および保全活動

飯能市の全体を大学の「キャンパス」に見立てることでメディア化し、まちに関わるすべての層が参加できる「授業」を出会いの場として、課題や志を持った市民・企業・行政のネットワークづくりを行っている。 「地域密着型の生涯学習」の場づくりを通じた「新しい地域コミュニティ」の創出によって、地域の活性や様々な地域課題の解決に向けて活動を実践し、地場産業の「林業」や、観光資源である「自然景観」および「歴史的建造物」などの自然環境と歴史文化を、次世代に継承することを目的としている。

本庄すみれ幼稚園(本庄市)

【テーマ】みんなで学ぶリサイクル・幼稚園でできる地産地消!

幼稚園での段ボール・雑誌・新聞の回収を実施する中、園児全体でリサイクルの方法や必要性を学ばせている。家族にも伝えさせることで、家庭で身近に取り組んでもらえるリサイクルを目指している。また、園所有の畑で自ら食べる野菜を育てる活 動や生ごみをコンポスト化して畑の肥料とするなど食物の循環についても学習。平成14年から継続してこの活動を行い、リサイクルが当たり前であるという考えを幼少期から根付かせている。

奨励賞(事業者部門)

株式会社警備ログ(さいたま市)

【テーマ】日本の企業ユニフォームの廃棄をゼロにするゼロミッションプロジェクト

全国の警備会社にSDGsを普及することを目的に2018年に設立。SDGs達成に向けたプラットフォームとして自社が運営する「企業ユニフォーム廃棄ゼロエミッション推進委員会」の事務局で購入された仕事着(ユニフォーム)を対象として、不要(入替)時に無料回収し、リサイクルを行い循環 経済・サーキュラーエコノミーとして、企業ユニフォームの廃棄ゼロを目指すゼロエミッションプロジェクトを展開。

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(吉見町)

【テーマ】埼玉県内初 PETボトルの水平リサイクル「ボトル to ボトル」協働事業

容器由来の廃棄物削減と、日本国内におけるプラスチック資源の循環利用に向けた取組みとして、「ボトル to ボトル」を推進。2022年4月からは、埼玉県内初の「ボトル to ボト ル」の取り組みを吉見町と協働でスタート。町内集積所で回収された使用済みペットボトルの全量リサイクルを推進し、資源の循環利用に町民・事業者・行政が一体となり、協働で取り組む。

株式会社新富士空調(鴻巣市)

【テーマ】環境対応型の新製品の開発への取組

段ボールの箱のように折り畳みが可能なダクト「エコダクト」を開発。コンパクト化による運搬車両台数の低減のほか、強度化による薄さの実現で高炉から排出 される CO2の削減に寄与。また、グラスウール断熱材を使用しない100%再生可能材ダクトも開発し、産業廃棄物の発生を抑制するなど、環境保全対策をコンセプトとした新技術の開発に注力している。脱炭素化社会実現に向け、温室効果ガス排出量把握、使用材料の見直しなども進めている。

株式会社タムラ製作所 坂戸事業所(坂戸市)

【テーマ】環境問題をより多くの人に理解していただくための実践活動

環境を意識した社屋の建て替えにより「Nearly ZEB 」として整備。その後、太陽光発電設備の導入や電力契約の変更、LED化、高効率エアコン導入等の実施により、事業所の電力によるCO2排出量は実質ゼロとなる。事業所周辺のクリーンアップ活動やコンポストの設置、廃油の再利用など従業員がアイデアを出し合いながら実践する様々な取り組みを展開中。駐車場緑化では生物多様性の保全に配慮し在来種を植栽する。

地球温暖化には水蒸気も関係しているのはご存知ですか?大気の温室効果は約5割が水蒸気、2割がCO2によるものです。水蒸気量は自然のしくみによって決まるため、人為的に増える二酸化炭素の抑制が地球温暖化を防止するために重要です。(温暖化の科学 Q9 水蒸気の温室効果|ココが知りたい地球温暖化 | 地球環境研究センター

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