平成29年度(第19回)

受賞者紹介パンフレット

大賞

FSCサルベージ協会(草加市)

【テーマ】不法投棄自転車を川から引き上げる活動を通し、河川浄化と環境保全を啓発

草加市内の綾瀬川、古綾瀬川、伝右川、辰井川、川口市内の芝川において、不法投棄されている自転車をフックとロープで人力により引き上げる活動を年6回程度実施している。

平成13年の活動開始から17年目で累計引き上げ台数1,000台を達成した。自転車のほか、バイクや家電製品などの粗大ゴミも引き上げている。  獨協大学の学生や地域の中高生も活動に参加し、不法投棄自転車ゼロの街を目指している。

特別功労賞

株式会社サイサン(県内各地)

【テーマ】サイサン環境保全基金で長年にわたり多くの環境団体を助成

「財団法人サイサン環境保全基金」を平成10年4月に設立。以来約20年にわたり県内の環境保全活動に助成金を交付している。幅広い分野、様々な規模・レベルの活動を対象とし、20年間で、延べ870団体に対し合計3億5千万円を助成しているほか、活動実績報告書の作成、活動団体交流会の開催も行っている。

優秀賞

特定非営利活動法人草加市カヌー協会 草加パドラーズ(草加市)

【テーマ】カヌーに乗って河川の浮遊ゴミの回収活動

カヌーに乗って綾瀬川の浮遊ゴミ回収活動を週3回実施するほか、獨協大学や近隣市の環境団体とカヌーによる合同ゴミ拾い活動を行っている。また、DVD「伝右川ごみひろい大作戦」を制作、近隣小中学校、高校、環境団体に配布し、クリーンリバーの精神を伝える啓発活動をしている。

特定非営利活動法人エコ.エコ(さいたま市)

【テーマ】見沼に残る希少な動植物の保護と自然体験の場の提供

さいたま市の見沼田んぼにある「さいたま緑のトラスト保全第1号地」(斜面林)に隣接した湿地(マルコ)で、ニホンアカガエル、コガネグモ、ノウルシなどの希少種の保護活動をしている。自然観察会や里山体験などの体験型環境学習を通し、次世代への生物多様性に関する啓発を行っている。

長瀞の花と緑を守る会(長瀞町)

【テーマ】長瀞の自然景観の保全と指導標の設置

岩畳に自生しているノダフジの分布調査を実施。400株、3,000本の樹木のせん定管理を他団体とも連携・協力して中心的に行っている。また、旧新井家住宅周辺の植栽管理を行うほか、ヒノキの間伐材を使い、観光客のために名所の案内標識(指導標)を設置、累計100基となった。

特定非営利活動法人宮代水と緑のネットワーク -宮代野草クラブ(宮代町)

【テーマ】希少種の野草を絶滅から守り、増殖に努める

宮代町及び周辺地区に自生する希少種の野草を8か所の野草保全地に移植し、増殖、外来種の抜き取り、除草などの保全活動を行っている。また、「野草観察会」「野草保全地の一斉草刈りと芋煮を楽しむ会」「野草を語る会」などの開催を通し、一般市民の理解促進と啓発を図っている。

環境ネットワークよしかわ(吉川市)

【テーマ】環境に配慮した生活・活動を実践する市民・事業者をはぐくむ

17の団体と9名の個人からなるネットワーク組織で、市・企業と協働し、市からの委託5事業、独自の7事業を実施している。全40講座の環境出前授業の実施、環境展・環境フェスティバルの開催、緑化推進、マイバッグ持参推進運動、工業団地内企業と協働での環境パトロールなど、多彩な事業を多数実施している。

SNI自転車部(埼玉)(さいたま市)

【テーマ】自転車を活用した環境に優しいゴミ拾い活動

自転車を活用した環境に優しい低炭素の生活法の実践を啓発し、併せて県内主要道路のゴミ拾いを自転車により行っている。自転車を使うことで、徒歩に比べ広範囲に大量のゴミを回収できている。集めたゴミの回収運搬も、自動車でなく自転車用リアカーを使うことで、CO2を排出しない工夫を行っている。

福田 直(県内各地(日高市在住))

【テーマ】幼少期の自然体験活動と環境教育の普及啓発に取り組む

幼少期は自然の感性をはぐくむ大事な時期であり、環境を理解し大切にする生涯の基礎をつくるとの認識に基づき、幼稚園児、小学生の自然体験活動を実施している。また、県の環境アドバイザー、環境教育アシスタントとして、学校、地域、企業などにおいて年間約20件の観察会、講演、講話などを行っている。

南側用水路清流プロジェクト(杉戸町)

【テーマ】歴史遺産の用水路を地域のシンボルとして復活

農業用水路として江戸時代から350年以上続いたが、かんがい用パイプラインの敷設により役割を終えた南側用水路の再生に取り組んでいる。水路と水田文化のモデル地区として、ゴミ拾い、しゅんせつ、木道設置、動植物調査などを実施。水田風景を散策するイベント「がまツーリズム」を活動の指針としている。

原市沼を愛する会(上尾市)

【テーマ】原市沼蓮池における古代蓮の育成、管理

戦前まで咲いていた原市沼の蓮の復元に平成8年に成功、大小21の蓮池を含む3,000㎡の敷地を管理している。蓮根の移植、施肥、害虫・雑草等の除去、水の管理を年間を通じて行い、6~8月の開花期には無料公開している。また、蓮池周辺のオニバス、タコノアシなどの希少植物の保護も行っている。

奨励賞

株式会社マツザキ(川越市)

武蔵野の雑木林・里山の環境美化・保全活動・普及啓発活動を実施している。草刈り、ゴミ拾いなどのほか、落ち葉から腐葉土を作り、畑の堆肥として利用している。

児玉清掃株式会社(本庄市)

塵芥(じんかい)収集車、バキューム車全車両を天然ガス車に転換したほか、全国初の浄化槽水リサイクル車を運行している。また、地域の学校での環境授業、廃食油石けん作りを実践している。

行田市立見沼中学校(行田市)

行田市の特産物である青大豆の栽培、調理実習を地域農家の指導のもとで実施している。また、校内樹木の伐採チップによるクロスカントリーコース作りも行っている。

埼玉県たばこ商業協同組合連合会(県内各地)

県内7つのたばこ商業協同組合の組合員が、喫煙マナー向上とポイ捨て防止を訴えながら、主要駅周辺、市庁舎、公園などで年間約150回の環境美化活動を実施している。

松が丘環境クリーンパトロール(所沢市)

さいたま景観賞を受賞した住宅団地において、道路、公園の清掃美化活動を行い、景観の維持を図っている。ベスト・帽子の統一、小学生への参加呼びかけも行っている。

NPO法人彩の国環境活動推進会(県内各地)

県内中小事業者に対する地球温暖化防止対策の普及、環境マネジメントシステム構築の指導・助言を行うほか、環境フォーラム、講演会、研修会を開催している。

大原親睦会(八潮市)

町内全域の清掃活動を2か月に1回実施するほか、県道の清掃、違法看板除却作業を行っている。また、朝顔コンクールを毎年開催し、小学校や老人会に苗を配布している。

埼玉県生態系保護協会久喜支部(久喜市)

久喜市香取公園(調節池のサンクチュアリ公園)で外来種駆除、樹木枝払い、ゴミ回収等の整備活動を行っている。これにより、地域の生物多様性再生の拠点となっている。

川口市内障害者施設運営団体連絡会(川口市)

川口市内の福祉施設の障害者が、市内の企業や家庭265か所から紙ゴミを収集することで、紙の資源商品化を促進するとともに、障害者の働く場の創出にもつなげている。

よみがえれ元荒川の会(蓮田市)

市民参加型の「元荒川里親制度」による河川美化活動を展開。小学生の環境学習会、魚道掘りなど、川とふれあうイベントの開催を通して、川の浄化を市民全体に呼びかけている。

三郷の川をきれいにする会(三郷市)

第二大場川の清掃活動を月1回実施している。また、市が主催するゴミ回収活動への参加、市民向けの環境学習会・河川浄化指導者講習会への講師派遣などを行っている。

栄東中学・高等学校理科研究部(さいたま市)

芝川の環境調査活動を昭和63年から実施。平成22年度からは研究機関と連携した研究活動を中高生が一体となって継続。生徒が主体となって水質・生物調査を行っている。

柳瀬川の最上流をきれいにする会(所沢市)

柳瀬川の清流を取り戻すため、月1回清掃を実施している。地元の小中学生も参加し、河川敷への投棄ゴミが半減した。ホタル部会がホタルを呼び戻す活動も行っている。

パイオニア株式会社川越事業所(川越市)

事業所周辺のゴミゼロ運動や近隣小中学校と共同で取り組むエコキャップ回収と環境学習、「パイオニアの森」の森林保全、諸団体との「環境コミュニケーション」などを毎年実施している。

秩父ミューズパーク公園インストラクター(秩父市、小鹿野町)

山野草観察会、昆虫探検隊、バードウォッチングなど、秩父ミューズパークでの事業を20年間、年間15回程度実施してきた。遊歩道や老朽化した設備の軽微な修繕も行っている。

水道水は浄水場で浄化して配水されます。使った水は排水処理場で浄化してから河川などに放流されます。使うための水も使った水もエネルギーを使って浄化しています。みんなが少しづつ節水すると浄化に費やすエネルギーを少なくできるかもしれません。節水は巡り巡って地球温暖化対策になりますし、水道代の節約にもなります。

運営・管理

埼玉県地球温暖化防止活動推進センター
(環境ネットワーク埼玉)

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